top of page
検索


ダイヤモンドの「資産価値」概念の再考
はじめに 天然ダイヤモンドについて依然として「天然ダイヤモンドには資産価値がある」という説明が行われることがあります。この表現は一定の説得力をもって受け入れられる一方、その意味内容や前提条件は必ずしも明確ではありません。 ラボグロウンダイヤモンド(以下、LGD)の普及が進む現在、ジュエリーを購入する消費者も、より合理的・透明性の高い情報を求める傾向が強まっています。そのような中、業界では、天然・ラボを対立構造ではなく、正確な構造理解の上で評価する姿勢が求められています。 本記事では、特定の立場に偏ることなく、「資産価値」概念を商品設計・市場構造・消費者損益という三つの視点から整理し直すことを目的としています。 1. 資産価値商品とは何か:定義の再確認 「資産価値がある商品」とは、一般に以下の条件を満たすものとされています。 価値保存を目的に設計されていること(設計思想) ─ 例:金地金、資産用コイン、特定規格のダイヤモンド裸石など 市場価格と連動する透明な評価基準が存在すること(価格透明性) 換金市場が整備されていること(流動性)...
11月14日


ラボグロウンの呼称をめぐる動き
ここ最近、ジュエリー業界において「ラボラトリーグロウンダイヤモンド(以下、ラボグロウンダイヤモンド)」をめぐる呼称の扱いが再び注目を集めています。国際的な業界団体であるCIBJO(世界ジュエリー連盟)は、今年10月末にパリで開催される総会において、「ラボラトリーグロウンダイ...
10月1日


IGIラボグロウンダイヤモンド・プロフェッショナルトレーニングコース実施報告
去る8月7日・8日の2日間、都内会場にて、一般社団法人日本ラボラトリーグロウンダイヤモンド協会とIGI(International Gemological Institute)の共同主催による「IGIラボグロウンダイヤモンド・プロフェッショナルトレーニング」が開催されました...
8月17日


IGIは4C基準継続を表明、消費者信頼の観点から見る基準の意義
最近、IGIはラボグロウンダイヤモンド(LGD)に対する鑑定方針のポリシーを改めてアナウンスしました。同鑑定機関は「天然・ラボグロウンを問わず、すべてのダイヤモンドにユニバーサルな4Cグレーディングを適用する(天然ダイヤモンドとLGDに同様の基準を用いた4Cグレードを使用す...
7月16日
bottom of page